一般社団法人国際海洋資源エネルギー利活用推進コンソーシアム

第12回 Sea Water Dream Festivalのご報告

沖縄県久米島町では、海洋深層水を汲み上げている612mの深さにちなんで、6月12日を「久米島海洋深層水の日」に制定し、毎年イベントを開催しています。
第12回目となる今年のイベントは、台風接近により予定が2回変更され、6月24日(日)に開催されました。

今年の会場は、久米島の海洋深層水や関連商品を紹介、販売する「久米島海洋深層水ふれあい館」前の広場で行われ、幅広い年齢の200名程が来場しました。

イベント当日は、ダンス、エイサー等の島内で活躍する各グループの発表が会場を盛り上げる中、深層水の冷たさを利用したミニプール、流しモズク、福引抽選会、スタンプラリーなど、楽しい企画がたくさんありました。

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会場内では、深層水関連商品(海ぶどう、車えび、化粧品、温浴施設チケット、深層水冷熱栽培野菜等)や、深層水関連食材を使った料理(車えび塩焼き、牡蠣網焼き、沖縄そば)や、カレー、ロコモコ等バラエティー豊かな商品や料理が販売されました。

また、深層水関連施設の見学会も行われ、参加希望のあった20名近くの島民の方々に、沖縄県海洋深層水研究所や沖縄県海洋温度差発電実証設備、海ぶどう養殖場、牡蠣養殖研究施設を見ていただきました。

さらに、今回は初の試みとして、発電のミニ実験コーナーも研究所本館内で開催しました。子ども達を対象に様々な発電方法(手回し発電、温度差発電、レモン電池等)の紹介や、発電体験(人力による自転車発電、ペットボトル風車による風力発電)とそのランキング、工作コーナー(ペットボトル風車作り、乾電池で作るモーター)、クイズ(モーターや発電、電球の発明を歴史の古い順に並べる)等、盛りだくさんの内容を実施しました。
会場には70~80名の子ども達と保護者が参加し、自転車を必死にこいだり、ペットボトル風車に好みの色塗りや絵を描いたり、少し難解なクイズを一生懸命考えたり、手回し発電おもちゃを競争させたりと大変なにぎわいでした。

イベントの前日には、沖縄地方の梅雨明けが宣言され、快晴の下大盛況のうちに終了しました。毎年行われているこのイベントは、久米島の海洋深層水がどのように活用されているかを身近に感じていただける良い機会となっています。来年も是非皆様のご参加をお待ちしています。

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